・・・発表論文・・・
1. 「格付推移確率行列の期間構造推定」 本文は→こちら(PDF)
多状態、競合リスク、時間依存変量を考慮した生存時間分析による
要旨
 ここ数年大型倒産が相次ぐ中、金融機関にとって貸出先の信用リスクをより精緻に把握することが緊急課題となっている。特に新しいBIS信用リスク規制のもとでは、金融資産ごとに信用格付けの細分化と、そうした格付けに対応した必要自己資本比率を要求している。
 したがって、将来の信用リスク量を見積もるためには、時間とともに確率的に変化する格付推移を表現できる格付推移確率行列の重要性が高まっている。
 本研究では、格付推移確率そのものが時間とともに変動するものとして、その確率過程を計数過程(Counting Process)を考慮したCoxモデルにより、個別企業の財務データからなるリスクファクターに基づいて推定した。
 さらにこのモデルは、1)格付けが再帰する可能性、2)複数状態の競合リスク、3)リスクファクターが時間とともに変化するといった点に注目したことでこれまでの格付推移モデルと異なる。つまり、格付推移確率の期間構造を推定している。
 本論文では、モデルの概要とその推定結果について述べるとともに、モデルに基づく信用リスク制御の可能性を検討した。
キーワード:格付推移行列、マルチファクターモデル、生存分析、Coxモデル、計数過程、信用リスク
2. 「銀行倒産確率の研究」 購入は→こちら(Web東経の該当ページ)
著者:森平爽一郎、森政貴  東洋経済臨時増刊 2001.11.14掲載
要旨
倒産確率推定モデルの概要とその利用法についての考察。